デジタルサイネーに監視カメラを内蔵する
特殊監視カメラ「サイネージ・アイ」
デジタルサイネージに監視カメラを組み込んだ製品がある事をご存知でしょうか?
AIカメラによる視聴分析や店前人流分析がかなり一般的になってきましたが、加えて監視カメラとして利用する。さらにはAI警備端末として「同時利用」出来るサイネージ・アイという製品が発売されました。
デジタルサイネージ端末は広告配信だけではない
クラウド化した監視カメラシステムの応用システムとして、デジタルサイネージを組み合わせたシステムが発表されています。
広告配信は勿論のこと、緊急時の通知表示への切り替え、さらには内蔵した高画質な小型カメラにAI処理を加えて、広告の効果判定を行う 視聴分析AI、サイネージ端末の前の通行人の状態を計測する人流分析AIが実用化されていますが、さらにAI警備の機能も同時に実行できるデジタルサイネージ端末まで成長しています。
例えば、カメラ出力をONVIF形式で録画システムへ送信し、一般の監視カメラとして利用できる機能を内蔵する。
ブラックリストの顔認証AIソフトを内蔵して、該当する人物が入店した場合、リアルタイムに通報する機能がサービス化されています。
なぜデジタルサイネージと組み合わせるのが良いか?
デジタルサイネージは広告を表示する端末です。
現在はほぼ遠隔制御で広告内容を変更して配信します。つまり、ネットワーク型での利用が一般化しています。
カメラを組み込んむことで、撮影映像をAI分析し、どのような人が、どのタイミングで視聴しているか、または関心を抱いているかの計測ができる仕組みです。
「広告を見る行為」を別な言い方にすると「協力型顔認証」が利用できることになります。
監視カメラは基本目立たない位置、天井などに設置しますが、一方映像分析AIからすると被写体に対して角度を持った映像は分析がとても大変で所定の性能を確保する事が大変困難です。システムは大型化し、AIの処理能力もとても高いものが要求されます。基本「非協力認証」という使い方をクリアしなければならないのが要因です。
然り、ユーザーが協力してくれる環境が確保できれば、AIの処理能力は格段に上がります。この点、デジタルサイネージ端末は理想的な監視カメラと見るこ事ができます。
この利点を活かし、製品化したものが、AI監視カメラ内蔵のデジタルサイネージ端末「サイネージ・アイ」になります。
まとめ
デジタルサイネージにAIカメラを内蔵し、AIによる視聴分析や人流分析のデータ利用が可能となってきました。
さらには、同時に一般の監視カメラとしても利用できるソフトウェアを内蔵した「サイネージ・アイ」製品もあります。
広告端末に監視カメラ機能を内蔵することで、イベント会場での警備に利用が広がることでしょう。