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監視カメラのセキュリティを強化する5つの方法

監視カメラは現代において、犯罪抑止や証拠収集のために欠かせないツールです。しかし、セキュリティ対策が不十分だと、逆にハッキングや不正アクセスのリスクにさらされてしまいます。

そのため監視カメラを導入する際は、セキュリティ対策の強化が非常に重要です。本記事では、監視カメラのセキュリティを強化するための具体的な方法を5つ紹介します。安全に監視カメラを運用したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.ネットワーク設定を最適化する
    1. 1.1.VPNを利用する
    2. 1.2.複雑なパスワードを設定する
    3. 1.3.ファイアウォールを有効化する
  2. 2.最新のファームウェアを利用する
  3. 3.アクセス制御を強化する
  4. 4.信頼できるDDNSを利用する
  5. 5.定期的にNTPを利用する
  6. 6.安全なクラウドを使用した監視カメラサービスを使用する
  7. 7.まとめ


ネットワーク設定を最適化する

監視カメラのネットワーク設定を最適化することで、セキュリティを大幅に強化できます。下記では、具体的な方法を3つ解説します。

VPNを利用する

VPNを利用するとカメラへのリモートアクセス時に通信が暗号化されるため、第三者による盗聴や不正アクセスを防ぐことができます。特に、ネットワーク監視カメラは攻撃の標的になりやすいので、VPN経由でのアクセスが非常に有効です。VPNを導入する際は、VPN対応のルーターを使用するか、VPNサービスを契約する方法があります。

VPNを利用すると外出先や異なるネットワーク環境からでも、安全に監視カメラへアクセスできるようになります。VPNサーバーを自宅やオフィスに設置すれば、さらに安全性を高めることが可能です。VPNを利用することで監視カメラの映像を安全に保護し、不正アクセスのリスクを大幅に抑えましょう。

複雑なパスワードを設定する

多くの監視カメラは、デフォルトのユーザー名とパスワードが設定されており、そのまま使用すると不正アクセスのリスクが高まります。ハッカーは公開されたデフォルトの認証情報を利用し、不正にカメラへ侵入することが可能なためです。強固なパスワードの条件として、最低12文字以上、英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせることが推奨されます。

なお、“123”や”abc”などのような羅列は避け、意味のないランダムな文字列を使用した方が、ハッカーに推測されにくくなります。また、パスワードは定期的に変更し、同じものを他のサービスと併用しないことも重要です。

ファイアウォールを有効化する

ファイアウォールとは、不正アクセスや通信を遮断するセキュリティシステムのことです。監視カメラをインターネットに接続する場合、ファイアウォールで外部からの不要なアクセスをブロックする必要があります。

カメラの通信に必要なポートのみ開放し、それ以外は全て閉じるのが望ましいです。特に監視カメラの管理画面にアクセスするためのポートが開放されていると、攻撃者に狙われやすくなるため、慎重に設定しましょう。加えて侵入検知システム(IDS)や侵入防止システム(IPS)も併用すると、不審なトラフィックを監視し、攻撃を未然に防げるようになります。


最新のファームウェアを利用する

ファームウェアとは、ネットワーク監視カメラを制御するためのプログラムのことです。ファームウェアが古いままだと既知の脆弱性を突かれて、不正アクセスされるリスクが高まります。そのため監視カメラのメーカーでは、ファームウェアのアップデートを提供しています。
購入元のホームページなどで、使用している監視カメラが最新のファームウェアかどうか定期的に確認することが大切です。また、長期間にわたって使用している監視カメラの場合、ファームウェアのサポートが終了することもあります。ファームウェアが更新されないと、セキュリティが脆弱になるため買い替えを検討しましょう。


アクセス制御を強化する

監視カメラのセキュリティを強化するためには、アクセス制御も適切に設定することが大切です。カメラの管理画面や映像にアクセスできるユーザーを限定し、不要なアカウントはすべて削除しましょう。加えて、ユーザーごとに適切な権限を設定し、管理者権限を持つユーザーを最小限にすることで、内部からの不正アクセスリスクを低減できます。
また、IPアドレスによるアクセス制限を導入し、特定のネットワークからのみ接続できるように設定すると、外部からの不正アクセスを防ぐことが可能です。さらに、二要素認証(2FA)を有効にすることで、パスワードが漏洩した場合でも第三者による不正ログインを防げるようになります。これらの対策を組み合わせることで、監視カメラのセキュリティがより強化されます。


信頼できるDDNSを利用する

DDNSとは、ダイナミックDSNの略で、監視カメラのIPアドレスが変更されてもホスト名をそのまま使い続けられるサービスです。遠隔で監視カメラを確認する場合、一般的にグローバルIPアドレスを使用します。

IPアドレスはプロバイダから割り当てられ、接続環境によっては不定期に変わってしまうケースがあります。その際にDDNSを利用していれば、IPアドレスが変わっても監視カメラにアクセスすることが可能です。

ただし、DDNSプロバイダーによっては、サーバーダウンやアカウントが乗っ取られるリスクがあります。そのため信頼できるDDNSサービスを選ぶことが大切です。具体的には、暗号化通信がサポートされているか、認証機能が強固であるかを確認しましょう。


定期的にNTPを利用する

NTPとは、ネットワーク監視カメラが撮影した時刻に合わせるシステムです。時刻がずれるとトラブルが起こっても気づけないため、犯行時刻を断定しにくく、スムーズな解決が難しくなることがあります。また、動体を認識するとアラートが鳴る監視カメラの場合、通知がくるまでに時差が出てしまいます。

そのため監視カメラを利用する際は、信頼できるNTPサーバーを選ぶことも大切です。さらに定期的にNTPでハッキングの形跡を確認することで、状況に応じて適切な対策を行えるようになります。


安全なクラウドを使用した監視カメラサービスを使用する

このようないろいろなセキュリティ対応が難しい場合、又は担当部署がない場合は、安全なクラウド型の監視カメラサービスを利用する事が有効です。



POLICENETでは、屋外型カメラを利用する場合、殆どの市販カメラを中継器(エッジAIアダプタ)を介して業界トップクラスのセキュリティを誇るマイクロソフト社のクラウドサービスAzure(アジュール)を使用して安全に利用する事ができます。

又、SIM(携帯電話回線)の利用も可能で、その場合、閉域LTE網という、有線ネットワークでのVPNにあたるドコモ社の回線を利用して接続しています。

クラウドまでの通信網、クラウドのサイバーセキュリティレベルとも業界トップクラスのサービスとなっていますので、ビジネス用途でも安心して利用可能です。


まとめ

監視カメラのセキュリティ対応はしっかり行う必要があります。

一方セキュリティに関する対応項目や方法は多岐にわたり、基本専門家と相談したり、専門の会社にお願いするなどが一般的ですが、意外とコスト増加も気にしなければなりません。

これらを解消すべく、クラウド型の監視カメラサービスは有効です。

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