美容室の防犯カメラで来店客とのトラブル対策!コロナ禍の活用術にも
お客さんの大切な髪を扱うこと、接客業であること、そんな仕事を行っている美容室では、ときとしてトラブルを生む場面もあります。
しかし、その際には防犯カメラの存在が、空き巣などの犯罪防止はもちろん、従業員やスタッフにとってのトラブル対策にもなります。
ここでは、美容室に防犯カメラを設置について、多様な活用方法を紹介します。
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美容室に防犯カメラを導入する理由とは
一般的に、美容室に防犯カメラを導入する主な理由としては、次のようものが挙げられます。
① 夜間や休日の侵入防止
金銭を狙った空き巣だけでなく、近年では備品や商品を転売する目的で、窃盗犯が美容室に侵入するケースが見られます。
空き巣は夜間や休日など、無人、もしくは人が活動していない時間帯を狙うことが大半です。防犯のためにも、カメラは夜間もしっかりと撮影可能な機器がおすすめです。
② 駐車場など店外の防犯
美容室が開店している間、室内には従業員やスタッフの目がとどいていても、駐車場は無人の場合がほとんどです。そのため、駐車場に防犯カメラを設置することで、車上荒らしを防止できます。
また、空き巣は必ず下見にやってきます。その際、店外に防犯カメラを設置していれば、不審人物を事前にカメラに収められます。
さらには、空き巣が下見に来た際、防犯カメラの設置や作動が判明すれば店舗が狙われにくくなり、犯罪の抑止効果につながります。
③ 内引き防止
内引きとは、従業員・スタッフによる店舗の商品や金銭の着服を指します。商品は、転売するほか、自分や家族が使用するために持ち帰るというケースもあります。
内引きの防止を目的に防犯カメラを活用する場合は、犯人捜しが目的というよりも、従業員やスタッフに思いとどまってもらいたいという考えのもと、設置される傾向が見られます。
防犯カメラの設置に内引き防止の目的も含まれているとわかれば、不快を示す従業員やスタッフもいるかもしれません。
しかし、防犯カメラは、従業員やスタッフが内引きの疑いをかけられた際、それを晴らす目的でも利用されます。
防犯カメラは、従業員やスタッフを守るために設置されるものでもあります。
美容室における防犯カメラの台数と位置
美容院の店内に防犯カメラを設置するのであれば、30坪前後の広さに2台あれば十分です。
その際は、1台はレジを撮影し、もう1台で店内全体を撮影すると、美容室の状況をほとんど把握できます。
ただし、個室や駐車場・室外にも防犯カメラを設置したい場合は、その分、台数を増やす必要があります。
また、撮影する場所によって、カメラの機能も選びたいところです。店内全体を映す場合には、死角を作らないように、それだけ広範囲をカバーできる性能が求められます。
美容室での防犯以外の防犯カメラの活用方法
防犯カメラは、防犯以外にもさまざまな用途での活用が可能です。
例えば、レジを撮影するカメラは、空き巣の犯行を抑えるだけでなく、トラブル対策にも使えます。
お客さんと金銭のやり取りをする中で、支払いに行き違いがあった際も、防犯カメラの映像を確認することで誤解が解消されます。
また、お客さんの荷物やその中身に紛失があった場合も、店内全体を撮影するカメラを設置することで、トラブルの解決につながります。
さらには、クラウド防犯カメラを用いれば、遠方のオーナーや従業員・スタッフとも情報を共有可能です。
従来の防犯カメラからクラウド型防犯カメラへの切り替え
美容室の中には、前々から防犯カメラを設置しているところもあるのではないでしょうか。
もしも、その防犯カメラを長く使っているのであれば、現在のクラウド防犯カメラに切り替えることをおすすめします。
クラウド防犯カメラとは、クラウド上のサーバーに録画データを保存することで、複数の人と情報を共有できるシステムです。
クラウド防犯カメラを用いれば、遠方や外出先から、いつでもどこからでも映像の確認を行えます。
また、ハードディスクに録画する従来の防犯カメラのように、気づいたらデータ容量が切れていて確認不可能となる事態も発生しません。
クラウド防犯カメラの場合は、さまざまなプランから、適切な容量を選ぶことで必要な期間の映像を保存できるようになっています。
いくつかのクラウド型カメラがありますが、クラウド型はインターネット通信を利用してクラウド上のサーバーに録画しますので、
① インターネット接続が切れてしまったり、インラーネットが混雑して通信速度が落ちてしまいカメラの映像が途切れてしまう問題を抱えています。
POLICENETなど、ネットワークの通信障害にとても強く、障害があった場合でも録画データが途切れない方式もありますので、選択の際は確認してください。
② インターネットとカメラを接続するリスクとして心配なのが、不正アクセスによる録画データの盗難防止に対する個人情報管理です。
許可されていない従業員、アルバイトによる不正な映像取得、そして拡散などサイバーセキュリティが心配になります。 この点、POLICENETのようにサイバーセキュリティ機能が高く、誰が映像にアクセスしたかの記録をしっかり管理する事で、むしろ店舗に録画器を設置して利用する方式に比べとても安全に運用が可能となります。
美容室によるコロナ禍での活用方法
近年では、コロナ禍への対策としても防犯カメラが活用されています。
例えば、従業員・スタッフに多数のコロナ感染者が見られれば、美容室を長期休業することもあるでしょう。その間、無人となる美容室を防犯カメラが守ってくれます。
また、経営者や、従業員・スタッフを指導する担当者が休んだ場合でも、防犯カメラの映像を共有することで、自宅にいながらにしてさまざまな指示を出すことも可能です。
まとめ
美容室に防犯カメラを設置するというと、必須ではないように思われがちですが、実際にはさまざまな活用方法があります。
特に、現在の防犯カメラはクラウドを使うことにより、活用方法も多岐にわたっています。
防犯の強化はもちろん、美容室での仕事をスムーズにするなど、防犯カメラの使い方はますます広がりを見せています。