SIM内蔵カメラの活用シーン:末広がりの可能性を探る


屋外に設置する監視カメラではネットワークの設置が困難な場合が多く、結果無線通信機能内蔵の監視カメラを利用するケースが殆どです。

防犯カメラの場合には、カメラ内にSDメモリーカードに録画して、必要時カメラの近傍に録画映像をダウンロードするパソコンを持参して、WiFi接続で録画映像を取得するタイプが一般的でしたが、近年WiFiのセキュリティが脆弱である問題が提起され、パブリック空間で利用するのは、個人情報保護の観点から大変危険であるとの認識が広がってきました。

結果、安全な携帯通信網、できれば携帯通信を閉域網接続して行う方式が理想的です。

これらの活用事例はPOLICENETの紹介で詳しく記載していますので参考ください。

本稿では、安全に利用できるSIM内蔵カメラを他にどのようなシーンに利用されているのかについて、その可能性をレポートしたいと思います。


目次[非表示]

  1. 1.監視カメラとしての活用
  2. 2.農業や畜産での利用
  3. 3.河川の状態監視
  4. 4.土砂崩れなど地形の変化を監視する


監視カメラとしての活用

SIM内蔵カメラは、無線LANの電波状況を気にせず、どこでも簡単に設置できます。そのため、防犯目的や監視カメラとして活用できます。

ペットカメラのように、SIM内蔵カメラとスマートフォンを直接接続して利用する場合には、不正アクセスを検知したり防止するリスクが高いため、ビジネス用途で利用する場合には、セキュリティ機能のしっかりとしたクラウド経由での接続を推奨します。


農業や畜産での利用

農業や畜産の現場でもSIM内蔵カメラは活躍します。

例えば、農作物の成長状況を遠隔から確認したり、畜産で牛や豚の健康状態を確認できます。これにより、労力を軽減しながら、生産の効率化を推進できます。

最近は、状態の検知に映像AIを積極的に取り入れ、センサーデバイスの情報も合わせて利用するかなり高度な使い方も具体化してきました。

ますます進むDX、SIM内蔵カメラの活躍は末広がりと捉えて良いと思います。



河川の状態監視

近年の異常気象は突然のゲリラ豪雨、暴風雨などから川の氾濫や決壊など多くの被害をもたらします。

災害から身を守る用途に監視映像は欠かせません。

常に起こるわけではないため、いざその時が来ると対応が出来ないケースが多いため、発生しそうな時、現地の様子を直接映像で確認出来る機能は避難判断にもとて有効です。

最近では、映像分析AIを内蔵したSIM内蔵の監視カメラで、映像の遠隔確認に加え、状態を数値化して判断を知らせる、さらには3時間後の予測も行う研究がされています。

小さな河川では、なかなか十分な予算をかける事が出来ない事情もあると思いますので、そのような場所にはPOLICENETを配備して遠隔地からの映像確認ができるようにするだけでも大きな効果が期待できます。



土砂崩れなど地形の変化を監視する


同様に土砂崩れなど地形の変化を監視する用途にも利用可能です。

省電力型のカメラとの組み合わせで、小型の太陽電池とSIM内蔵カメラの組み合わせで、電気配線が困難な場所にも利用可能です。


まとめ

POLICENETのようなSIM内蔵カメラを利用すれば、様々なシーンで効果的に利用できます。

留守中の家の様子から、ビジネス現場の支援、遠隔教育まで、河川、鉄道インフラ、災害地など様々な現場での活用が期待できます。

これらの具体的な例を見て、その可能性の広がりを理解できたでしょうか。これからもSIM内蔵カメラの新たな活用シーンや進化に注目していきましょう。

平山勝彦
平山勝彦
株式会社クリューシステムズ 代表取締役社長