街頭防犯カメラをクラウド化するメリットを解説


概要

最近では街頭防犯カメラの映像データのクラウド化が進んでいます。よりセキュアで利便性の高い環境が求められる中、クラウド化が注目されているのです。本記事では、街頭防犯カメラのクラウド化のメリットについて5つの視点から解説します。


目次[非表示]

  1. 1.1. 容量や劣化の問題を解決
  2. 2.2. アクセス性が向上する
  3. 3.3. セキュリティが強化される
  4. 4.4. コスト削減が可能となる
  5. 5.5. 最新のAI技術との連携が容易になる


1. 容量や劣化の問題を解決

従来、街頭防犯カメラの映像データは物理的な記録媒体に保存されていましたが、データ量が膨大になると容量が足りなくなってしまったり、長期保存によるデータの劣化が問題となることもありました。しかし、データをクラウドで管理することでこれらの問題を解消できます。


2. アクセス性が向上する


クラウド化は、どこからでもアクセスが可能になるというメリットも持ちます。例えば、異なる場所にある防犯カメラの映像を一元管理したり、必要な映像を迅速に検索・閲覧したりすることが容易になります。


3. セキュリティが強化される


クラウドサービスは一般的に強力なセキュリティ対策が施されているので、映像データの漏えいや改ざんのリスクを大幅に減らせます。これにより、犯罪抑止だけでなく、犯罪解決への効果的な一助となるでしょう。

さらには、アクセス履歴がしっかり管理できるため、万が一の事態が発生してもどのような経緯で発生したのかを確認できるため、犯罪抑止の効果が期待できます。



4. コスト削減が可能となる



物理的な記録媒体を使用した場合のデータ保存に伴うコストは決して安くありません。

主にハードディスクドライブを用いた監視カメラ専用の録画装置を利用する場合がほとんどですが、ハードディスクドライブの故障は意外と多く、故障による録画欠損など運用にかかる手間、コストも課題となります。

しかし、クラウド化により映像データの保存、管理、検索等の作業の効率化が図られ、結果的にコスト削減が可能となります。

街頭防犯カメラの場合には、運用コストが問題になることが多く、カメラとレコーダー間の設置工事費を大幅に圧縮出来、さらにはクラウドの利用費用も抑える事ができる エッジ・クラウド型のサービス POLICENET はおすすめです。


5. 最新のAI技術との連携が容易になる


クラウド化すれば、クラウド環境上で動作するAI技術との親和性も高まります。顔認証や人物追跡といった最新のAI技術を駆使し、映像解析のしかたに革新をもたらす可能性があります。

POLICENETでは防犯能力を高め、省力化による運用コストを削減するため、エッジAIを無償で利用できる「GoodAI」プロジェクトによる普及活動も積極的に行っています。


まとめ

以上、街頭防犯カメラをクラウド化するメリットについて述べました。

レコーダーの容量や劣化の問題の解消、アクセス性の向上、セキュリティ強化、コスト削減、最新のAI技術との連携が可能という5つの観点から、クラウド化が防犯カメラの新たな可能性を広げていることがお分かりいただけたと思います。これからもデジタルテクノロジーの進化により、街の安全を守るための新しい方法が増えていくことでしょう。

平山勝彦
平山勝彦
株式会社クリューシステムズ 代表取締役社長