
Gラボ Vol.001|市販の安価なWi-Fiカメラは業務利用できる?3機種を実機検証
Gラボとは?
Gラボ(Good Laboratory)は、POLICENETが監視カメラやAIカメラに関する製品・技術を実際に検証し、その結果を発信する検証コンテンツです。
市販されている監視カメラやWi-Fiカメラ、AI技術などについて、「業務で本当に使えるのか?」という視点で実機テストを行い、その結果をわかりやすくご紹介します。
第1回は、多くの方が気になる「低価格Wi-Fiカメラ」を検証しました。
目次[非表示]
市販の安価なWi-Fiカメラは仕事でも使えるのか?

近年では、5,000円前後で購入できるWi-Fiカメラが数多く販売されています。
個人利用では十分な性能を持つ製品も多く、「業務でも使えるのでは?」と考える方も少なくありません。
そこでGラボでは、市販のWi-Fiカメラを実際に購入し、
- POLICENETのクラウドサービス
- エッジAIアダプタ
- AI解析
との連携が可能かどうかを検証しました。
今回検証した3機種
メーカー | 機種 |
ATOM tech | ATOM Cam2 |
TP-Link | Tapo C210 |
Reolink | E1 Zoom |
検証環境
今回は以下の構成で検証を行いました。
- 市販Wi-Fiカメラ
- エッジAIアダプタ
- POLICENETクラウドサービス
通常のWi-Fiカメラとしてではなく、クラウド監視カメラ・AI監視カメラとして利用できるかを確認しています。
検証① ATOM Cam2
これはATOM Cam2の販売ページですが、何と3,980円で 完全防水・防塵、ナイトビジョン、さらにズームまで出来る仕様です。
業務用IP66 IPカメラなら20万円コースでしょうか!ほぼ1/50です。

https://www.atomtech.co.jp/products/atomcam2
試験結果
◯ SeeITAIクラウドサービスのカメラとしては問題無く利用できました。
X ズームの操作は、ONVIFのPTZサービスに非対応でしたのでエッジAIア
ダプタからは操作できませんでした。
スマホから専用アプリで操作できます。
固定焦点のカメラとしてSeeITAIクラウドサービスを利用下さい。
◯ エッジAIアダプタ標準装備のAIは問題なく利用できました。
検証② TP-Link Tapo C210

https://www.tp-link.com/jp/smart-home/tapo/tapo-c210/
◯ SeeITAIクラウドサービスのカメラとしては問題無く利用できました。
△ 首振り操作はOK、ズーム操作はNG。
首振りの操作は、ONVIFのPTZサービスに対応しておりエッジAIアダ プタから操作できました。ズームの操作は、ONVIFのPTZサービスに
非対応でしたのでエッジAIアダプタからは操作できませんでしたが、
スマホからアクセスしてズームの操作ができますので、その後は首振
り及び固定焦点カメラとしてSeeITAIで利用できます。
◯ エッジAIアダプタ標準装備のAIは問題なく利用できました。
検証③ Reolink E1 Zoom

https://reolink.com/product/e1-zoom/
◯ SeeITAIクラウドサービスのカメラとしては問題無く利用できました
X 首振り操作はNG、ズーム操作はNG。
首振り・ズームの操作は、いずれもONVIFのPTZサービスに対応してまし
たが限定された機能しかなく、エッジAIアダプタから操作できませんで
したが、スマホからアクセスして首振り・ズームの操作ができますで、
その後は固定焦点カメラとしてSeeITAIで利用できます。
◯ エッジAIアダプタ標準装備のAIは問題なく利用できました
その他気づいた点
動作がかなり不安定だと感じました。
検証結果まとめ
機種 | 映像取得 | AI利用 | PTZ操作 |
ATOM Cam2 | ◎ | ◎ | △ |
Tapo C210 | ◎ | ◎ | ○ |
Reolink E1 Zoom | ◎ | ◎ | △ |
安価なWi-Fiカメラを業務利用する際の注意点
価格が安いことは大きなメリットですが、業務利用では次のような点も確認しましょう。
- ONVIF対応状況
- ファームウェア更新
- セキュリティ
- 耐久性
- メーカーサポート
- AIシステムとの連携
家庭用として問題なくても、業務用途では運用方法によって向き・不向きがあります。
POLICENETからのコメント
今回検証した3機種はいずれも、映像取得やAI解析については問題なく利用できました。
一方で、PTZ(パン・チルト・ズーム)機能についてはメーカーごとの実装方法が異なり、すべての機能が共通して利用できるわけではありません。
業務利用では、価格だけで選ぶのではなく、
- 必要な機能
- AI連携
- 将来的な拡張性
- サポート体制
まで含めて選定することが重要です。
POLICENETでは、今後もさまざまな市販カメラの検証を行い、その結果をGラボで公開していきます。
まとめ
市販の低価格Wi-Fiカメラでも、業務用途で活用できる可能性は十分あります。
ただし、機種によって対応機能や操作性、安定性には違いがあります。
導入前には、価格だけでなく、AIとの連携や運用方法も含めて比較・検討することが大切です。
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