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プライバシーを守るための撮影ガイドライン

現代社会において、スマートフォンやデジタルカメラの普及により、誰もが簡単に写真や動画を撮影できるようになりました。しかし、撮影に関するトラブルやプライバシーの侵害が問題となるケースも増えています。
特に公共空間での撮影においては、他人のプライバシーを尊重することが重要です。本記事では、プライバシー保護を重視した撮影ガイドラインを紹介し、安全かつ適切に撮影を行うためのポイントを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.プライバシー侵害を問われる3つの要件
  2. 2.公共空間で撮影する際の基本ルール
    1. 2.1.撮影許可を取る
    2. 2.2.個人情報を特定できないようにする
    3. 2.3.禁止エリアでの撮影は避ける
  3. 3.撮影した写真や動画をインターネット上に公開するときのルール
    1. 3.1.個人情報が映り込んでいる場合は編集する
    2. 3.2.人が映っている場合は被写体の同意を得る
    3. 3.3.過去の投稿も定期的に見返す

プライバシー侵害を問われる3つの要件

過去の判例では、以下の全ての条件が満たされた情報が取得・公開された場合にプライバシー侵害が問われるとされています。

● 個人が他人に知られたくない、または知られたくないと思われる個人的な情報
● 一般的に、公開を望まないと思われる個人的な情報
● 公になっていない、個人の秘密に属する情報

氏名や住所など、個人を識別できる情報が含まれている映像を本人の許可なく公開したり、データを流出させたりすると、プライバシーの侵害に問われる可能性があります。近年はプライバシーに関わる映像を撮影すること自体が、プライバシーや肖像権の侵害にあたるという意見も多いため注意が必要です。

公共空間で撮影する際の基本ルール

公共空間では特定のルールやマナーを守り、他人に迷惑をかけずに撮影を行いましょう。公共空間で注意するべきポイントは、以下の3つです。


撮影許可を取る

公共空間での撮影を行う際は、事前に撮影許可を取得することが重要です。特に商業施設や公園、駅構内などの管理者が存在する場所では、撮影ガイドラインが定められていることが多いです。そのため、ルールを確認した上で適切な手続きを行う必要があります。撮影許可が必要かどうかは、各施設の公式サイトや管理者に問い合わせるとよいでしょう。
また、大規模な撮影や営利目的の撮影を行う場合は、特別な申請が必要になることもあります。例えば、映画やPVなどの撮影では、自治体や警察への届け出が求められるケースが多いです。無許可で撮影を行うと、撤去命令や罰則を受ける可能性があるため、事前の確認と手続きは怠らないようにしましょう。

個人情報を特定できないようにする

公共空間での撮影において、最も注意すべき点の1つがプライバシー保護です。個人の顔や特徴が識別できる状態での撮影について、適切な配慮をする必要があります。例えば、通行人が映り込む場合は、事前に許可を得るか、顔が特定できないように加工することが望ましいです。
特に子どもや高齢者など、プライバシーの保護がより重視される対象を撮影する際は慎重に対応しましょう。また、個人が特定されるような場面(例えば、病院の入り口や宗教施設内など)では、撮影を控えるべきです。撮影した写真や動画をSNSなどで公開する場合も、プライバシーを侵害しないように細心の注意を払うことが大切です。


禁止エリアでの撮影は避ける

公共空間には、撮影が禁止されているエリアが存在します。これには、セキュリティ上の理由から撮影が制限されている場所(空港の保安検査場、軍事施設、政府機関など)や、プライバシー保護の観点から撮影が禁止されているエリア(病院、学校、更衣室など)が含まれます。こうしたエリアでの撮影は、プライバシー保護の問題だけでなく、法的責任を問われる可能性もあるため、十分に注意が必要です。
撮影を計画する際は、事前にその場所の撮影ガイドラインを確認し、必要に応じて許可を取得するようにしましょう。違反した場合、撮影機材の没収や罰則を受ける可能性もあります。また、観光地などでは撮影禁止エリアが設けられていることがあるため、現地のルールを尊重し、適切に対応することが大切です。


撮影した写真や動画をインターネット上に公開するときのルール

撮影した写真や動画をインターネット上に公開する際にも、プライバシーを守るための配慮が必要です。


個人情報が映り込んでいる場合は編集する

撮影した写真や動画をインターネット上に公開する際、個人情報の特定を防ぐことが重要です。例えば、住所や電話番号、顔が鮮明に映る場合、他人を特定できる情報が含まれている可能性があります。
特に公共空間で撮影した場合でも、他人のプライバシーが侵害されないように、顔をぼかすなどの配慮が求められます。プライバシー保護を優先し、個人情報が露出しないように気をつけることが大切です。また、公共の場であっても、個人が特定されるような背景や情報が映り込まないよう注意しましょう。


人が映っている場合は被写体の同意を得る

撮影対象の同意を得ることは、インターネットに公開する上で欠かせません。特に顔や特徴がはっきり映る場合、その人物が誰であるか分かる状態での公開はプライバシー侵害になることがあります。そのため、撮影前に被写体から明確な同意を取ることが必要です。
公共空間で他人を無断で撮影し、無断で公開することは法律やガイドラインに抵触する可能性があります。撮影した人物のプライバシーを尊重し、同意を得る手続きを怠らないようにしましょう。


過去の投稿も定期的に見返す

公共空間で撮影した場合、公開時は気づかなかった個人情報が入り混んでいる可能性があります。そのため、過去の投稿を定期的に見返すことも大切です。公開した情報が、現在のプライバシー保護に適しているかも確認しましょう。過去の投稿を見直し、不適切な内容や個人情報が含まれていないかチェックすることで、プライバシー侵害のリスクを低減できます。

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