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効果的な低コスト監視カメラ映像保存法

監視カメラの映像を保存するためには膨大なデータ容量が必要なため、ストレージのコストが大きな課題となります。高画質の映像を長期間保存する場合、HDDの導入やメンテナンスの費用がかさみ、負担が大きいと感じるのではないでしょうか。

そこで注目されるのが、クラウドストレージの活用やデータ圧縮技術の導入です。本記事では、監視カメラの映像を効率的に保存しつつ、コストを削減する方法を解説します。ぜひ最後までご覧ください。

目次[非表示]

  1. 1.効果的な映像保存とコスト削減のためのテクニック
    1. 1.1.クラウドストレージを利用する
    2. 1.2.データ圧縮技術を活用する
    3. 1.3.映像の保存期間を見直す
    4. 1.4.録画モードを最適化する
    5. 1.5.解像度やフレームレートを調整する
  2. 2.クラウドストレージのメリット5選
    1. 2.1.データの消失リスクが低い
    2. 2.2.遠隔地からリアルタイムで監視できる
    3. 2.3.メンテナンスの手間が少ない
    4. 2.4.災害や盗難などのリスクを軽減できる
  3. 3.まとめ


効果的な映像保存とコスト削減のためのテクニック



「気がつくと、ストレージがいっぱいになっている」「ストレージのコストが増えていく」と悩んでいませんか。監視カメラの映像を適切に保存しつつ、コストを削減するための方法について、以下の内容を解説します。

● クラウドストレージを利用する
● データ圧縮技術を活用する
● 映像の保存期間を見直す
● 録画モードを最適化する
● 解像度やフレームレートを調整する

クラウドストレージを利用する

クラウドストレージを活用するとHDDの購入が不要なため、コストを大幅に削減できるのが魅力です。また、スマートフォンやPCからリアルタイムで監視カメラの映像を確認でき、緊急時に迅速な対応が可能です。




さらに、データの自動バックアップ機能や高度な暗号化技術が標準搭載されています。これにより、故障や災害によるデータ損失や、サイバー攻撃のリスクを軽減し、重要なデータを安全に管理できます。そのため、クラウドストレージを利用すると、コスト削減だけでなく、利便性やデータ保護の面でも大きなメリットがあるのです。

データ圧縮技術を活用する

H.265/HEVCやH.264の圧縮技術を活用した場合、ストレージの使用量を抑えつつ、高画質な映像を大量に保存できます。例えば、H.265は従来のH.264に比べ、約50%のデータ削減が可能なため、長時間の録画にも適しているのです。

圧縮技術の利用により、ストレージコストの削減だけではなく、データ転送の高速化にもつながります。 監視カメラの導入を検討する際は、どの圧縮技術が使われているかを確認し、最適なシステムを選ぶことが大切です。

映像の保存期間を見直す

監視カメラの映像を長期間保存する際は、適切な期間を設定すると、ストレージの消費を抑えられます。一般的な保存期間の目安は次のとおりです。

オフィス:1週間~1ヶ月
店舗:1週間~1ヶ月
金融機関:3ヶ月~1年
公共機関:1ヶ月~3ヶ月
工場や特定の業種:1年以上

適切な保存期間を設定して、コストの最適化を目指しましょう。

録画モードを最適化する

常時録画ではなく、動体検知(モーション検知)録画を活用するのも効果的です。人や車などの動きを検知したときのみ録画して保存する設定にすると、不要な映像を削減しつつ、ストレージの使用量を抑えられます。

また、特定の時間帯のみ録画する方法も有効です。例えば、店舗の場合は営業時間中のみ、オフィスの場合は就業時間内のみ録画すると、録画映像を減らせるため、コストを削減できます。

解像度やフレームレートを調整する

監視カメラの映像は、高解像度になるほどデータ容量が大きくなり、ストレージの負担やコストが増大します。そのため、用途に応じた解像度とフレームレートの調整が重要です。

例えば、顔の識別や細かい動作の確認が必要なエリアではフルHD(1080p)を選び、道路などの広範囲の監視ではHD(720p)を選択すると、画質を維持しつつ、ストレージの使用量を抑えられます。

フレームレート(fps)を30fpsから15fpsに下げると、ストレージの使用量を約50%削減できます。一般的な監視では15fpsでも十分な画質を維持できますが、高速で移動する対象物や、車両のナンバープレートを識別する用途では鮮明なデータが残せない可能性があるため、注意が必要です。

解像度やフレームレートを最適に調整すると、ストレージコストを削減しつつ、必要な映像品質を維持できます。 そのため、用途に合わせて、設定を見直すことをおすすめします。

クラウドストレージのメリット5選

HDDと比較した場合、クラウドには多くのメリットがあります。本章では、クラウドストレージの主なメリットを5つ詳しく解説します。

● データの消失リスクが低い
● 遠隔地からリアルタイムで監視できる
● メンテナンスの手間が少ない
● 高度なセキュリティ対策を提供している
● 災害や盗難などのリスクを軽減できる

データの消失リスクが低い

多くのクラウドストレージサービスは、自動バックアップ機能を提供しています。定期的にデータがバックアップされるため、データが消失した際は以前のバージョンを復元できます。

また、データを複数の場所で保存しているため、特定のサーバーが故障した場合でも、データを失うリスクが低くなります。

遠隔地からリアルタイムで監視できる

クラウドストレージを利用すると、スマートフォンやPCを利用して遠隔地からもリアルタイムで確認できるため、防犯対策が強化できます。以下のようなケースで遠隔監視のメリットが発揮できるでしょう。

複数店舗の管理:本部から各店舗の混雑状況や従業員の動きをリアルタイムで把握
倉庫や工場の安全管理:無人の時間帯に異常がないか遠隔チェック

不審者の侵入や火災、設備の故障などの異常が発生した際には、すぐに映像を確認して警察や警備会社に連絡できるため、被害を最小限に抑えられます。

メンテナンスの手間が少ない

クラウドストレージの運用や保守はサービス提供者が行うため、メンテナンスの手間を大幅に減らせるのがメリットです。

HDDの場合は社内での保守や交換が必要です。しかし、クラウドストレージはユーザー側のメンテナンスが不要なため、利用者の負担を大幅に減らせます。HDDの交換やシステム更新に悩まされることなく、安心して使えるのがクラウドストレージの魅力といえるでしょう。

h3 高度なセキュリティ対策を提供している
クラウドサービスでは、データの暗号化やアクセス制限など、強固なセキュリティ対策が施されています。多くのクラウドプロバイダーは「AES-256」などの高度な暗号化技術を採用し、データの安全性を維持しています。

また、二段階認証が標準装備されているため、不正アクセスやデータ損失のリスクを最小限に抑えられるのも特徴です。クラウドストレージを利用すると、最先端のセキュリティ対策が自動的に適用されるため、監視カメラのデータを安全に管理できます。

災害や盗難などのリスクを軽減できる

クラウドストレージのデータは、複数のデータセンターに分散して保存されているため、特定の地域で障害や災害が発生した場合でも、データの復元が可能です。また、データセンターで24時間365日体制で運用されているため、盗難のリスクがありません。

一方で、HDDは監視カメラ本体に内蔵されている場合が多いため、災害や盗難で録画データを完全に失うリスクがあります。そのため、監視カメラの録画データを長期間安全に保管するには、クラウドストレージの活用が有効です。

まとめ

監視カメラの映像を効率的に保存しつつ、コストを最適化する方法を解説しました。
クラウドストレージの活用やデータ圧縮技術、保存期間の見直しや録画モードの最適化などを組み合わせると、データが安全に保管できるうえ、ストレージのコストを大幅に減らせます。まずは現在の保存方法を見直し、目的に合った最適なプランを検討してみましょう。

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