屋外に最適!ネットワーク工事不要で使えるワイヤレス防犯カメラの選び方
近年、簡単に設置できることから、ワイヤレス防犯カメラを選ぶ方が増えています。しかし、ワイヤレス防犯カメラにはさまざまな種類が存在するため、ポイントを押さえたうえで最適な製品を選ぶことが大切です。
今回の記事では、ワイヤレス防犯カメラの選び方について詳しく解説します。設置する際のポイントも紹介しますので、ワイヤレス防犯カメラの購入を検討されている方は参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.ワイヤレス防犯カメラの基本知識
- 1.1.ワイヤレス防犯カメラとは?
- 1.2.ネットワーク工事不要の利点
- 1.3.電源不要のタイプの魅力
- 1.4.屋外での防犯カメラの重要性
- 1.5.ワイヤレス技術の発展
- 2.ワイヤレス防犯カメラの選び方
- 2.1.重要な選定基準
- 2.2.天候耐性と耐久性のチェック
- 2.3.セキュリティ機能の充実度
- 2.4.動体検知の種類
- 2.5.映像データの保存方法
- 2.6.価格帯とコストパフォーマンス
- 3.工事不要な設置のポイント
- 3.1.設置場所の選定
- 3.2.正しい設置手順
- 3.3.配線不要での接続方法
- 3.4.電源不要カメラの設置方法
- 3.5.カメラの角度と配置調整
- 4.ワイヤレス防犯カメラの利用シーン
- 4.1.一般住宅での活用法
- 4.2.店舗やオフィスビルでの利用
- 4.3.工場や倉庫での防犯目的
- 4.4.イベント会場や特設スペースでの活用
- 4.5.防犯以外の活用法
- 5.注意点とトラブルシューティング
- 5.1.よくある問題とその解決策
- 5.2.セキュリティ保護の強化策
- 5.3.バッテリー消費の最適化
- 5.4.トラブル時のサポート活用法
- 5.5.法律とプライバシーの考慮
ワイヤレス防犯カメラの基本知識
ワイヤレス防犯カメラとは、設置が簡単で扱いやすいタイプの製品です。手軽に導入できるため、マンションや駐車場など、さまざまな場所で利用されています。下記では、ワイヤレス防犯カメラの概要について詳しく解説します。
ワイヤレス防犯カメラとは?
ワイヤレス防犯カメラとは、Wi-FiやLTEを使用して映像データを送信するタイプです。ネットワークの配線工事が不要なため、一般的な有線で接続するカメラよりも設置場所の自由度が高くなります。また、スマートフォンやパソコンがあれば、リアルタイムでの映像確認も可能ですが、カメラに直接接続して利用するタイプはセキュリティが脆弱である課題がありますので注意が必要です。
外出先からでも状況を把握できるので、万が一トラブルが発生したときでもスムーズな解決につながります。ただし、ワイヤレス防犯カメラは通信環境に依存するため、Wi-Fi接続が不安定だと映像が途切れてしまうリスクがあります。
一般的な屋内用カメラは、通信や電源がケーブルで供給されており、安定した映像が魅力です。しかし、設置時に配線工事が必要なことに加えて、場所の選択肢が限られてしまうケースがあります。
ネットワーク工事不要の利点
ワイヤレス防犯カメラの最大の魅力は、配線工事が不要なことです。カメラ本体を設置するだけで、すぐに使えるようになります。有線タイプの防犯カメラの場合、まずは現場調査の実施が必要です。配線方法を把握した後に、工事を行う流れとなります。
専門的な知識が必要になるケースも多く、プロの工事業者に依頼するのが一般的です。そのため、ワイヤレス防犯カメラよりも、設置に時間とコストがかかります。また、配線工事では建物の壁穴を空けたり、配線工事のが必要なので、修復が難しくなることも懸念点の一つです。
一方で、ワイヤレス防犯カメラであれば、極力建物に傷を入れずに設置できます。工事が発生する場合でも電源工事のみなので、有線タイプの防犯カメラより設置費用を抑えられる利点があります。
電源不要のタイプの魅力
電源不要の防犯カメラは、工事が一切発生しない点が大きな魅力です。ソーラーパネルを活用するタイプは、太陽光を利用してバッテリーを継続的に充電できるため、長期間にわたる運用が可能です。電源の確保や頻繁な電池交換が難しい場所でも、防犯カメラを導入できます。ただし、天候によっては十分に充電されず、作動しないリスクがありますので、専門の業者などに確認して適切なソーラーパネル及び蓄電池を選定しましょう。
一方で、電池式タイプの防犯カメラの場合、数ヶ月〜1年程度は安定的な運用が可能です。天気が悪い日が続いても、しっかりと映像を残すことができます。しかし、性能の良いバッテリーほど高価になり、電源タイプの防犯カメラよりもランニングコストがかかるケースもあります。
屋外での防犯カメラの重要性
屋外にある防犯カメラは、犯罪の抑止や安全確保において重要な役割を果たします。不審者がプレッシャーを感じるため、侵入や盗難などの犯罪リスクを最小限に抑えられます。万が一トラブルが発生した際には、映像を証拠として警察に提出することも可能です。防犯カメラの映像は、早期解決に大きく貢献します。
ワイヤレス技術の発展
ワイヤレス技術の発展は、防犯カメラの性能や利便性に大きく影響を与えています。特に無線通信の安定性が向上したことで、映像データが途切れるリスクが軽減しました。遠隔地からでもリアルタイムで高画質な映像を確認できるようになり、防犯性能が向上しています。
また、最新データの転送技術であるWi-Fi6や5Gは、高速かつ安定的なデータ通信を可能にしています。超高画質な4K映像でもスムーズに視聴できるようになり、犯人特定に大きく貢献する技術です。このようにワイヤレス技術の進化は、家庭や施設のセキュリティ強化を後押ししています。
ワイヤレス防犯カメラの選び方
ワイヤレス防犯カメラにはさまざまな種類があるため、ポイントを押さえたうえで最適な製品を選ぶことが大切です。下記では、ワイヤレス防犯カメラの選び方について詳しく解説します。
重要な選定基準
ワイヤレス防犯カメラの解像度は1080p(フルHD)以上が推奨されており、高画質であるほど人の顔や車のナンバープレートをはっきり記録できます。近年では800万画素(4K)の防犯カメラも登場していますが、映像が綺麗になるほどデータ通信量が増える点に注意が必要です。
遅延が発生しやすくなるので、常にリアルタイムで映像を確認したい場合は画素数を少し落とした方がスムーズに視聴できます。夜間に防犯カメラを作動させる場合は、赤外線暗視機能が搭載されているかも確認しましょう。
また、ワイヤレス防犯カメラを選ぶときは、撮影範囲や視野角も重要な要素です。撮影範囲はカメラの設置場所や視野角、焦点距離などの要因を含んだうえで映像に記録できる物理的な広さを指します。
一方で、視野角はカメラで一度に捉えられる範囲のことです。一般的に視野角が広いカメラは、一度に広範囲を監視したい場合に適しています。ただし、視野角が広くなるほど、画面の端が歪みやすくなります。
天候耐性と耐久性のチェック
ワイヤレス防犯カメラを屋外で使用する場合は、天候耐性と耐久性も重要なポイントになります。屋外対応モデルかどうか見分ける際は、防水・防塵性能を示す「IP規格」を確認しましょう。IP66以上であれば、台風などの豪雨でも浸水の恐れがない防水性能を持っています。
また、耐寒・耐熱性能も重要であり、極端な気温差がある環境で使用する場合は、仕様書に記載されている動作温度範囲を確認することをおすすめします。気候条件への耐性は、ワイヤレス防犯カメラが長期間安定して稼働するために不可欠です。
特に雨や雪、強風、紫外線などの過酷な環境下の場合、耐久性の弱い防犯カメラは故障しやすくなります。防犯効果を維持するためにも、特に屋外で使用する際は環境への対応力を重視しましょう。
セキュリティ機能の充実度
ワイヤレス防犯カメラのセキュリティ機能は、安心して利用するために不可欠な要素です。暗号化通信は映像データを盗聴や攻撃から保護し、プライバシーの確保に大きく貢献します。WPA2やWPA 3など、強力な暗号化技術を使用することで、外部からの不正アクセスを防げるようになります。
また、認証機能を設定して、限られたユーザーのみアクセスできるようにすることも大切です。多要素認証を導入すると、セキュリティを一層強化できます。
異常検知やアラート機能は、現場のセキュリティを強化するのに役立ちます。カメラが動体や音声などの異常を検知すると、通知が来る仕組みです。顔認識機能やエリア指定検知を備えたモデルであれば誤作動が減り、効率的に監視を行えます。
防犯カメラ自体が盗難や損害の対象とならないように、物理的なセキュリティ対策も不可欠です。防水・防塵の機能を持つ防犯カメラを人の手が届かない場所に設置することで、機器の耐久性と安全性を高められます。
動体検知の種類
ワイヤレス防犯カメラを選ぶときは、センサーの種類にも注目しましょう。Wi-Fi接続の防犯カメラは端末にアラートを送ることができますが、検知方法が多すぎると重要なときに通知が埋もれてしまう可能性があります。
熱検知・動体検知・音検知など、製品ごとに検知方法が異なるので、使用環境に考慮して選ぶことが大切です。一般的に防犯対策の場合は、動体検知機能が搭載されたモデルが選択されます。動きを検知したときにだけカメラが作動するため、録画容量を節約できる点が大きな魅力です。ただし、録画開始までにタイムラグが生じたり、誤作動したりするケースもあります。
映像データの保存方法
ワイヤレス防犯カメラで撮影した映像データの保存方法は、大きく分けて「クラウド」と「SDカード」の2種類です。防犯対策など重要なデータを扱う場合は、クラウド保存がおすすめです。録画媒体を置く必要がないため、盗難や災害などのリスクがありません。
また、設置場所の確保も不要で、スペースの節約にもなります。ただし、インターネット通信が切れると録画も途切れてしまう点がデメリットです。タイミングによっては、重要な映像が録画できていないケースもあります。
一方で、SDカードは手軽に導入しやすく、ランニングコストを抑えられる点が魅力です。ただし、保存容量が限られており、長期的な録画には向いていません。数ヶ月前の録画映像が必要になった場合、すでに上書きされていて確認できないケースもあります。
また、SDカードは消耗品なので定期的な交換が必要です。防犯カメラの設置場所によっては、犯人にSDカードを抜き取られる可能性もあります。両者にはそれぞれメリット・デメリットが存在するので、使用環境に適したモデルを選びましょう。
価格帯とコストパフォーマンス
ワイヤレス防犯カメラは性能だけでなく、価格帯も重要なポイントの一つです。一般的に、性能が高くなるほど、高額になる傾向があります。使用環境に応じて機能の優先順位を明確にすると、予算内で最適なモデルを見つけやすくなります。
また、ランニングコストの考慮も欠かせません。バッテリー式のモデルは電池交換代、映像データをクラウドに保存する場合は月額料金が発生します。そのため、初期費用だけでなく、長期的なコストパフォーマンスを見極めることが大切です。
工事不要な設置のポイント
ワイヤレス防犯カメラは、簡単に設置できる点が大きな魅力です。ただし、工事が不要な場合でも、ポイントを押さえて設置する必要があります。下記では、ワイヤレス防犯カメラを設置するときのポイントについて詳しく解説します。
設置場所の選定
ワイヤレス防犯カメラの効果を高めるためには、設置場所が非常に重要です。監視するエリアは、侵入経路になりやすい場所を優先しましょう。また、広範囲を監視したい場合は、視野角の広いカメラを選ぶことが大切です。
建物の設計や障害物の影響で死角が出来てしまう場合は、複数のカメラを組み合わせたり、小型カメラで補完したりすることをおすすめします。死角が多いと防犯効果が下がってしまうので、設置する前にカバーできる範囲をシュミレーションしておくと安心です。
正しい設置手順
ワイヤレス防犯カメラは、以下の手順に沿って設置しましょう。
・設置場所の確認
・電源を確保する
・カメラ本体を取り付ける
・ネットワークを接続する
・正常に作動しているか確認する
ワイヤレス防犯カメラは、死角が最小限になる場所を選ぶことが大切です。設置後はカメラをWi-Fiに接続し、デバイスで正常に作動しているか確認しましょう。映っている範囲によっては、微調整が必要になるケースもあります。
配線不要での接続方法
通常、ワイヤレス防犯カメラはSSIDやパスワードを入力してWi-Fiと接続します。Wi-Fiルーターとカメラが両方WPS機能に対応している場合は、ボタンを押すだけで自動接続が可能ですが、一般の方が行う場合にはセキュリティの設定が危険になる場合がありますので、専門家にお願いするか、または通信セキュリティをしっかりできるクラウド型の導入をお勧めします。
セキュリティを確保するためには、Wi-Fiルーターの管理パスワードを予測しにくい内容に設定しましょう。また、カメラ内のSDカードには録画せずエッジAIアダプターを用いて、セキュリティが担保されたクラウドサービス経由で使用するのも有効な手段です。
ワイヤレス防犯カメラが上手くWi-Fiに接続されないときは全ての電源を一度切り、数分待ってから再接続すると、一時的なエラーや不具合が解消されるケースがあります。また、ルーターがカメラから離れていたり、障害物があったりすると、接続が不安定になりやすいです。この場合はWi-Fi中継器やメッシュWi-Fiを利用することで、カメラとルーターに距離があっても接続強度を維持できます。
電源不要カメラの設置方法
ソーラーパネルを活用したモデルの場合は、直射日光が当たる位置に設置しましょう。具体的には、南向きかつ影になる障害物がない場所が望ましいです。定期的にパネル表面の汚れを拭き取ると、発電性能を維持できます。
バッテリー交換のタイミングは使用環境によるものの、一般的に1〜2年が目安です。充電速度が遅くなったり、カメラの稼働時間が短くなったりしたときが、交換のタイミングとして適しています。また、交換時は性能低下を防ぐために、純正のバッテリーを使用することが大切です。
カメラの角度と配置調整
ワイヤレス防犯カメラの角度を調整する際は、監視エリア全体がフレーム内に収まるようにすることが大切です。特に、侵入経路やトラブルが起きやすい場所が明確に映るよう意識しましょう。また、風や振動に対する対策も重要です。
特に屋外に設置する場合、強風や振動でカメラがズレないようにしっかり固定する必要があります。防風シールドや振動を吸収するクッション材を取り付けることで、安定性が向上します。
ワイヤレス防犯カメラの利用シーン
ワイヤレス防犯カメラは設置が簡単なことから、さまざまな場所で利用されています。下記では、ワイヤレス防犯カメラの利用シーンについて詳しく解説します。
一般住宅での活用法
一般住宅では玄関周りに防犯カメラを設置することで、不審者の侵入を未然に防げるようになります。動体検知機能が搭載されているモデルであれば、動きを察知したときに通知を送ってくれるため、リアルタイムで状況を把握できます。
庭に設置する場合は不審者の侵入だけでなく、ペットや子どもの見守りにも有効です。そのほか、金庫や高価な物品を保管している場所に設置する利用方法もあります。盗難の抑止力になるうえ、映像を証拠として残すことが可能です。
店舗やオフィスビルでの利用
店舗では出入り口や売り場に防犯カメラを設置することで、万引きを未然に防げるようになります。バックヤードに設置する場合は、商品の搬入や保管状況を監視できるため、トラブル防止に効果的です。
オフィスビルでは不審者の侵入を防ぐだけでなく、従業員の動線を可視化するのに役立ちます。業務配置や動線改善のためのデータを映像から得られるので、業務効率化につながります。
工場や倉庫での防犯目的
工場や倉庫の出入り口に防犯カメラを設置することで、不審者の侵入や不正な搬出入を防げるようになります。資材置き場に設置する場合は、高価な資材や工具の盗難リスクを軽減するのに有効です。また、大型車両や重機が使用される現場では、安全確保に役立ちます。
イベント会場や特設スペースでの活用
イベントは短期間で開催されるケースが多く、配線が不要なワイヤレス防犯カメラが適しています。中でもバッテリー式やソーラーパネル式のカメラであれば、電源確保が難しい場所でも設置可能です。
イベントは多くの人が集まるため、さまざまなトラブルが発生するリスクがあります。会場の出入り口や混雑するエリアに防犯カメラを設置することで、不審者の検知や緊急事態の早期発見が可能となります。
防犯以外の活用法
ワイヤレス防犯カメラは、防犯目的以外にも幅広い分野で活用されています。例えば、動物観察や自然環境のモニタリングです。動体検知機能が搭載されている防犯カメラであれば、動物が現れた瞬間から記録できるので、効率的な観察が可能となります。また、耐候性の高いモデルは、自然環境の変化や異常気象のモニタリングに有効です。
注意点とトラブルシューティング
ワイヤレス防犯カメラは導入しやすい一方で、上手く作動しないケースもあります。下記では、ワイヤレス防犯カメラの注意点と起こりやすい問題・解決策について詳しく解説します。
よくある問題とその解決策
ワイヤレス防犯カメラを使用する際には、接続不良や途切れが発生するケースがあります。Wi-Fi接続が不安定な場合は、まずルーターとカメラの距離を確認しましょう。距離が遠いときはルーターを近づけるか、もしくはWi-Fi中継器を導入して電波範囲を広げるのが効果的です。
それでも改善されない場合は、設定内容の確認が必要です。初期設定に誤ったネットワーク情報を入力していると、カメラがWi-Fiに接続されません。SSIDやパスワードの入力ミスがないか確認しましょう。また、専用アプリにカメラが登録されているか、ペアリング手順に沿って設定を行っているかもチェックポイントです。
セキュリティ保護の強化策
ワイヤレス防犯カメラのセキュリティを強化するためには、Wi-Fiのパスワードを複雑化する方法が有効です。複雑なパスワードにすることで、攻撃者に解読されづらくなります。また、Wi-Fi接続時には、WPA2やWPA3など信頼性の高い暗号化方式を利用しましょう。
そのほか、VPNを活用すると外部からのアクセスを制限できます。ネットワーク経由の攻撃を防止する際は、必要のないポートを閉じる方法も効果的です。カメラをクラウドサービスに接続する場合は二要素認証を有効にすると、ログイン時のセキュリティ強化につながります。
バッテリー消費の最適化
ワイヤレス防犯カメラのバッテリー消費を最適化することは、安定的な運用とメンテナンスの手間の軽減につながります。バッテリー消費を抑えるためには、動体検知の感度を適切に設定しましょう。感度が高すぎると不要な録画が増えて、電力を無駄にしてしまいます。また、アラートを送信する場面も厳選したうえで設定することが大切です。
バッテリーの寿命を延ばすためには、定期的にカメラの稼働状況を確認し、過放電にならないよう注意が必要です。極端な温度環境はバッテリーに負担がかかり、寿命が短くなる傾向があります。適切な設置場所を選ぶことで、バッテリーの超寿命化につながります。
トラブル時のサポート活用法
ワイヤレス防犯カメラを利用するうえでトラブルが発生した際は、カスタマーサービスに連絡しましょう。カスタマーサービスの連絡方法はメーカーによって異なりますが、電話もしくはメール・チャットが一般的です。
カメラ本体に不具合が生じているときは、保証期間とアフターサービスを事前に確認しておくことをおすすめします。一般的に防犯カメラの耐用年数は5年と言われており、メーカーが定める保証期間は1〜3年がほとんどです。保証期間内であれば、無償で交換・修理が可能となります。
法律とプライバシーの考慮
防犯カメラの撮影範囲に関する法律は、現状定められていません。しかし、防犯カメラの設置場所によっては、個人情報保護法や軽犯罪法などに抵触する可能性があります。そのため、玄関やベランダなど個人のプライバシーに関わる場所は、映り込まないよう注意が必要です。
また、屋外に防犯カメラを設置する場合は、近隣住民へ配慮するだけでなく、合意を得ることも大切です。防犯カメラの設置が防犯目的であることが明らかなときは、告知の義務はありません。しかし、プライバシーを守りたい方や家の近くが撮影されていることに抵抗がある方に配慮して、ステッカーやポスターなどで告知した方が良いケースもあります。
寿命になったバッテリーの取り扱いにも十分注意しましょう。この点、導入時にバッテーリーの寿命と取り扱いやソーラーパネルの交換時の廃棄方法なども取り決めておく事が肝心です。
参考:POLICENET ソーラー型自律監視カメラステーション